Hello, my name is Rio and I am one of the interns here! I help out a lot with the slides for our complimentary story time sessions. I would like to share with you a Japanese translation of the book “Kissing Hand”. You can find the English version at Storyline Online (https://www.youtube.com/watch?v=dPUW1t9Gu4s&ab_channel=StorylineOnline) and the Japanese version here in this blog.

こんにちは、インターンのRioです!わたしは、無料セッションとして提供している、英語読み聞かせのスライド作成を多く手伝っています。今回は、Story Time(よみきかせ)のセッション用に用意した、Kissing Hand (キスのおまじない)という本の日本語訳をご紹介します!
英語のスクリプトは、Storyline Onlineで見れます。https://www.youtube.com/watch?v=dPUW1t9Gu4s&ab_channel=StorylineOnline
日本語は、こちらです。

アライグマのチェスターは、森のすみっこで泣いていました。

『僕は学校になんか行きたくない!お母さんとおうちにいて、おもちゃと友達とブランコで遊びたいの。お母さんと一緒に家にいていい?』とチェスターはおかあさんにお願いしました。

お母さんアライグマはチェスターの手を取り、耳もとで 優しくささやきました。

『たまにはね、私たちはやりたくないこともやらなければならいのよ』

『最初はちょっと怖くても、学校が始まって、いってみたらきっと好きになるわ。新しい友達ができて、新しい本を読んで、新しいおもちゃと、新しいブランコで遊べるわよ』

『そうだわ!よるの学校でも、家にいる時と同じようにあたたかくなる、とってもいいひみつを教えてあげる。』

チェスターはなみだをふき、おめめをきらきらさせてお母さんを見つめて言いました。

『おまじない?どんなおまじない?』

『とっても古いおまじないよ.。おかあさんはチェスターのおばあちゃんから教えてもらって、おばあちゃんはひいおばあちゃんから教えてもらったのよ。Kissing Handっていうの』

『Kissing Hand?なあに、それ』とチェスターは目をくりくりさせました。

『見せてあげるわ』お母さんアライグマはチェスターの左手を取って、彼の小さな指をうちわのように広げ、前かがみになって、チェスターの手のひらにキスをしました。

「ね、わかったでしょ。だから、さびしくなったり、おうちがこいしくなったりした時は いつでも おててを ほっぺたにあてて、お母さんはいつも僕と一緒にいてくれるって、思ってね。そうしたら、キスのおまじないは チェスターを ほんわかした あったかい気持ちでいっぱいにしてくれるから」と、おかあさんは にっこり笑って言いました。

お母さんは チェスターのおててのキスのおまじないをていねいにつつみこんで、やさしく言いました。

「なくしちゃだめよ。でもね、チェスター、おててを開いても、食べ物を洗っても、このキスのおまじないは なくなったりしないから安心してね」

チェスターはKissing Handがとっても気に入りました。

どこに行っても、お母さんのキスのおまじないが一緒だと わかったからです。

たとえ、チェスターが行きたくない学校に行くことになっても⋯。

その夜 チェスターは 学校の前で立ち止まって、なにやら考え込んでいました。 

そして突然、チェスターは うしろにいたおかあさんの方にふりむいて にっこりわらって言いました。「お母さん、おててを出して」

チェスターはおかあさんの大きな指を

いっぱいに広げました。そして、前かがみになって、 

おかあさんのおててのまんなかにキスをしたのです。

「はい、おかあさんにも Kissing Handをあげるね」

と、チェスターは ほほえみました。

そして、「行ってきます。大好きだよ、おかあさん」と、 

やさしく言って、チェスターは

くるりと向きを変えて、とびはねるように行ってしまいました。

お母さんは チェスターが 元気に学校に行くのを見守っていました。

そして、フクロウ先生が新学期の始まりをしらせるためにホーホーと鳴いた時、お母さんは チェスターのキスのおまじないを包みこんだ、左手を ほっぺたにあてて、うれしそうに微笑みました。チェスターのキスのぬくもりは お母さんの心を暖かい言葉でいっぱいにしました。

チェスターのKissing Handは「僕は いつも お母さんと一緒だよ、僕は いつも お母さんと一緒だよ」と、歌っていたからです。

「大好きだよ」(I LOVE YOU)


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